特別展を見て、言語について考え、その内容を他の来館者と共有しよう!
人間の言語の特徴を、生物としてヒトという視点から見ることで、新たな言語観の創出につなげることを目的としたシンポジウムです。結論を出すことよりも、新しいアイデアを共有する、ブレインストーミング的な場を目指します。 現在開催中の特別展は、伝達シグナルの異なる音声言語と手話言語という異なるモードの言語を対象とし、比較対照できる仕組みになっています。展示をみて、「言語」そのものの特徴だけでなく、伝達シグナルによる制約や、それを制御する生理学的・生物学的な特徴を捉え、これらの組み合わせがどのように社会現象や文化現象を産み出しているのかを、多様な視点から考えてみたいと思います。日ごろから「ことば」について考えておられる精神医学、パーフォーミングアート、人工知能工学、写真家の方々をお迎えし、オーディエンスのみなさんとともに「いろいろ」考えてみたいと思います。
日時 |
2022年10月9日(日)13:00〜16:00 (受付開始12:30、途中休憩あり) |
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会場 |
みんぱくインテリジェントホール(講堂)(定員200名) |
講師 |
久賀谷亮(精神科医)
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司会 |
菊澤律子(本館教授) |
企画・進行協力 |
上田信行(同志社女子大学 名誉教授、大阪工業大学 客員教授)
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応募方法 |
事前申込制(先着順)/参加無料(要特別展示観覧券)
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参加条件 |
・シンポジウムに先立ち、特別展示をご覧になって、「ヒトとコトバ」について印象に残ったこと、新しく考えたことなどについてメモをとってください。展示をご覧いただくのは、同じ日でなくてもかまいせん。展示場にはなるべくインクではなく鉛筆のお持ち込みをお願いいたします。また、メモは、シンポジウムでのディスカッションに参加していただくときの覚書ですので、文字でイラストでもご自身が書きやすい形でお願いします。
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問い合わせ先 |
民博事務局 2022_exhibit_office@minpaku.ac.jp |
・当日は写真撮影および映像収録をイベントの一部として行います。
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※本シンポジウムは以下の一環として開催いたします。
・科研費(挑戦的研究(萌芽))「生物としてのヒトと言語変化」(研究代表者:菊澤律子、21K18377)
・国立民族学博物館館長リーダーシップ経費成果公開プログラム「一般公開・参加型シンポジウム「生物としてのヒトとコトバ」の開催」(研究代表者:菊澤律子、20204012)